不動産広告の見方

  • Q1: K、DK、LDK、SLDK、W、SB、PSとは?

    A:賃貸物件情報シートの間取り図部分に表示される用語です。それぞれ何を意味しているのでしょうか?
    K:キッチン
    そのまま「台所」のことです。流し台が設置されている部屋のことを指します。
    DK:ダイニングキッチン
    「ダイニング」とは英語で「食事する」という意味です。なので、テーブル等を置いて食事できる程度の広さをもった台所といった意味合いになります。
    では、具体的にどの程度の広さが「DK」という表示になるのでしょう。
    不動産の表示に関する公正競争規約によると、台所以外の居室(寝室)の数で、「DK」と表示すべき台所の広さが異なります。寝室の数が1つ(1DK)の場合、「DK」とは4.5畳以上8畳未満の台所を指します。寝室の数が2つ以上(2DK、3DK等)の場合、6畳以上10畳未満の台所を指します。
    LDK:リビングダイニングキッチン
    簡易的にいうと、テーブルを置いて食事ができて、さらにソファーとテレビを置いてくつろぐことができる台所のことです。これも前述の「DK」と同様に、居室(寝室)の数によって「LDK」部分の広さが異なります。「1LDK」の場合、「LDK」とは8畳以上の台所を指します。「2LDK以上」の場合、「LDK」は10畳以上の台所を指します。
    前述の「DK」と「LDK」の広さの違いについては、平成23年11月に通達があったばかりなので、まだ完全に普及しているとは言い難い状況です。また、基準通りの広さを満たしたDKやLDKであっても、部屋の形状次第ではご希望の家具の配置が難しい場合もあります。ですので、できれば実際に物件をご覧いただき、「ここにはテーブルとソファーとテレビと、あと食器棚もおけるな」という感じで確認されることをおススメします。
    S:サービスルーム
    「居室(寝室)」と表示するためには、建築基準法で定められた採光性と換気性の基準を満たす必要があります。この「S」はその規定を満たさず、「居室」以外の目的に供するスペースといった意味合いになります。一般的には「倉庫」として利用されることが多いです。よって「1SLDK」とは、「サービスルーム(倉庫)付1LDK」といった意味合いです。
    W(WiC・WC):ウォークインクローゼット
    その名の通り、歩いて中に入れる大型クローゼットのことです。ちなみに、よく「トイレ」という意味合いで「WC」という言葉が用いられますが、こちらは「ウォータークローゼット:水の小部屋」という意味です。この「WC」と間違えやすいので、あまり間取り図には「WC」という表示は使われませんが、まれに「WC」表示のある間取り図もありますのでご注意ください。
    SB:シューズボックス
    下駄箱のことです。まれに前述のWのように、中に歩いて入れる大型SBもあります。
    PS:パイプスペース
    建物全体のための給排水管等のパイプが通っているスペースです。一般的には玄関横の室外から開口するように配置されていることが多く、室内床面積の算定にも含まれないことが多いです。

  • Q2:徒歩~分ってどうやって決めているの?

    A:不動産広告表示のルールとして、徒歩1分=80mと決められております。
    また、端数は切り上げることとなっており、たとえば800mだと徒歩10分ですが、810mだと徒歩11分と表示することになっております。
    また、逆に80m未満の距離でも、徒歩1分と表示することとなっております。

  • Q3:S、RC、SRCって何?

    A:建物の構造表示部分に用いられる用語です。それぞれ下記の通りです。
    S(スチール):鉄骨造
    RC(レインフォースド・コンクリート):鉄筋コンクリート造
    SRC(スチール・レインフォースド・コンクリート):鉄骨鉄筋コンクリート造
    「レインフォースド」とは、「強化された・補強された」という意味です。コンクリートを鉄筋で補強しているという意味で、RC=鉄筋コンクリートということになります。

  • Q4:1坪って何㎡?

    A:宅建業者の間では、1坪=3.305785㎡で算定されることが多いです。当社もその基準で算定しております。
    また、不動産広告に坪数を表示するときは、1坪=何㎡で算定しているかというのを明記するのがルールですので、その都度確認されたほうがよろしいかと思います。

  • Q4:1坪って何㎡?

    A:お部屋探しの条件として、「ユニットバスはだめ」というお話をたまにお伺いします。
    しかし、よくよく話を聞いてみると、「ユニットバス=バストイレ同室」と思ってらっしゃる方がほとんどです。この2つは同義語ではありません。
    「ユニットバス」とは天井、床、浴槽、壁、排水口等の浴室全体が一体型のものを指します。大半が浴槽、壁、天井等が同質のプラスチックでつながっています。「トイレとお風呂が1ユニット」という意味ではありません。
    近年建てられているマンション・住宅のほとんどはユニットバスが入っています。そのため、若い世代の方は逆に「ユニットバスではない浴室」のイメージが難しいかもしれません。例外もありますが、簡単に言うと、「ユニットバスではない浴室」は、浴槽だけ動かせます。タイルの床にプラスチックの浴槽が置いてあるような浴室がありますが、これはユニットバスではありません。
    ただし、「バストイレ同室のユニットバス」もあります。単純にユニットバスの中にトイレを設置したようなものです。
    トイレと浴室が別室がいいという方は、ユニットバスか否か、ということではなく「バス・トイレ同室」又は「バス・トイレ別室」のどちらかということに注目です。

ご契約について

  • Q6:「ご案内からご入居まで(賃貸居住用の場合)

    A:賃貸借居住用物件のご案内からご入居までにつきまして、平均的な流れと期間については以下の通りとなります。
    ① ご案内
    ② お申込み(ご案内後即時)
    「入居申込書」を受領した時点で、申込とさせて頂きます。『仮押さえ』等の対応はできませんので、入居の意思が固まられてから申込されますようお願い致します。
    ③ 保証会社等の入居審査
    契約者、保証人に本人確認の電話が入ることがあります。(申込から1~2日後)
    ④ ご契約(申込から4~5日後)
    弊社事務所にて契約内容のご説明をさせて頂きます。約1時間を想定下さい。なお、入居予定日は下記の補修工事期間を踏まえた上で設定させて頂きます。
    ⑤ ご入居(ご契約から7~10日)
    劣化防止のため、畳、襖等は新入居者の方が入られる直前に取り替える場合がございます。またその際に、他に修理が必要な場所があれば補修致しますので、補修工事期間として契約から入居までの間を7~10日間ご予定下さい。
    なお、鍵の引渡しにつきましては入居予定日当日以降をご予定下さい。
    ※申込みから入居までの必要日数は、それぞれのケースにより異なりますので担当者にお尋ね下さい。

  • Q7:ご契約時に必要となる費用について

    A:いわゆる初期費用の種類につきましては、主に以下のものがございます。
    1. 敷金(家賃○ヶ月分)
    2. 礼金
    3. 仲介手数料(家賃1ヶ月分+消費税)
    4. 当月分日割家賃(入居予定日が月半ばの場合)
    5. 翌月分家賃
    6. 賃貸借保証委託手数料(保証会社をご利用の場合)
    7. 火災保険料(借主様による火災保険への加入が必要な物件のみ)
    8. 鍵交換代
    9. 清掃代(返却時のクリーニング費を先払いする契約の場合)
    物件によって発生する費用は異なりますが、家賃の4~5ヶ月分が初期費用の相場となります。

  • Q8:お申し込み時、ご契約時に必要な書類等について

    A:入居の手続きをなされる際、申込書や契約書など当社で準備する書類以外に、借主様及び連帯保証人様にご用意して頂く書類としまして、以下のものがございます。
    ※ 法人契約の場合、物件によってお預かりする書類に違いがございますので、事前にご確認下さい。
    ① 申込時必要書類
    ・借主様の身分証明書のコピー
    本人確認と致しまして、運転免許証又は保険証等のコピーをご提出頂きます。
    ② 契約時必要書類
    ・連帯保証人様全員の印鑑登録証明書 ・入居者全員分の住民票A:賃貸借居住用物件のご案内からご入居までにつきまして、平均的な流れと期間については以下の通りとなります。

  • Q9:保証会社は必ず加入しなければならないの?

    A:弊社を含め、ほとんどの不動産会社が加入を条件としております。
    個人契約の場合、大半の物件が保証会社加入無しでは契約できません。※法人契約の場合一部例外があります。基本的には家賃滞納などを保証します。保証会社により料金プランが異なりますので担当者にご相談下さい。

  • Q10:火災保険には必ず加入しなければならないのですか?

    A:火災保険とは火災・盗難・漏水事故などによる損害を保証する保険のことで、契約締結時にこの保険の加入を条件とすることが多くなっています。
    一般的には火災の他、落雷、洪水、盗難など普通に生じる災害のほとんどが保証され安心できる保険です。
    借り主の保険の加入は契約上の合意となりますが、万一、借り主の不注意で火事や漏水事故を起こしてしまった場合、本来借り主が莫大な損害賠償義務を負うべきところを保険にて保証されることになります。

用語について

  • Q11:敷金とは何ですか?

    A:入居に際して貸主に預けるお金で、1ヶ月分~4ヶ月分・敷金不要など物件によって異なります。基本的に退去時するとき、敷金は戻ってきますが、本契約から生じる借主の債務がある場合はその分を差し引いてのご返金となります。

  • Q12:敷引とは何ですか?

    A:あらかじめ、敷金のうち一定額を返還しない旨を特約で定める契約です。
    敷引分は退去時のクリーニング費などの原状回復費に充当されます。
    例)敷金3ヶ月、敷引2ヶ月の場合3ヶ月分預かった敷金のうち2ヶ月分を原状回復費用に充当し1ヶ月分が返金されます。

  • Q13:礼金とは何ですか?

    A:建物の賃貸借契約を新規に締結する際に、借主から貸主に対して契約締結の謝礼として支払われる金銭のことです。
    契約が終了し、退去する際にも借主には返還されません。

  • Q14:仲介手数料とは何ですか?

    A:契約成立時に仲介した不動産業者に支払う手数料です。
    家賃と駐車料の1ヶ月分+消費税となります。

退去について

  • Q15:退去する場合の連絡は?

    A:現在賃貸中のお部屋を退去する場合は管理会社に解約通知を行います。退去の場合は大抵1ヶ月~2ヶ月以上前に通告する必要があります。
    退去の事前告知が何ヶ月前か?という部分は現状ご契約の契約書を参照ください。なお管理会社が入っていない場合は貸主への通知となります。
    また、上下水道・ガス・電気・インターネット等の使用停止の連絡、郵便局への転居届の提出等につきましては、退去前に余裕をもって手続きなさいますようお願いします。

お部屋について

  • Q16:上水道と井戸水、公共下水と浄化槽について

    A:賃貸借契約の場合、使用料に違いがあります。
    給水が上水道の場合は水道料金が発生しますが、井戸水の場合は発生しません。排水が公共下水の場合は使用料が発生しますが、浄化槽の場合は発生しません。つまり、給水が井戸水で排水が浄化槽を使用する場合、水道代は発生しないということになります。なお、契約時には給水が井戸水、又は排水が浄化槽でも、入居期間中に物件周辺に配管が整備され、上水道又は公共下水へ変更される場合があります。その場合、事前に通知がございますのでご了承ください。

  • Q17:都市ガスとプロパンガス、ガスコンロについて

    A:ガス設備がプロパンガスを使用していた物件から都市ガスを使用する物件へ引っ越しされる場合、同じガスコンロは使用できません。
    都市ガスには都市ガス専用の、プロパンガスにはプロパンガス専用のコンロがあるためです。お引っ越しされる場合にはその点もご確認ください。
    なお、契約時にはガス設備がプロパンガスでも、入居期間中に都市ガスへ変更される場合があります。その場合、事前に通知がございますのでご了承ください。

  • Q18:滞納について

    A:賃料の支払いが滞ると、賃貸契約書の規約に基づいて遅延損害金を請求されたり、場合によっては退去明け渡しを求められる場合があります。